原田の森ギャラリー

今日は午後から、ぶらりと兵庫県立美術館に行ってきました。阪急王子公園駅で下車。前いついったかなあ。駅前にあった地図を写メールしていざ出発!と
思ったら、同じく地図を眺めていた老婦人に声をかけられました。「美術館に行かれるんですよね。ついて行かせていただきます」「えーーー、いやあわたしもわかりませんけど、まあがんばります。」ということで、ひょんなことに、一緒に行くことになりました。
おばあさまは70歳を過ぎているとのことですが、スレンダーで軽快な足取りで、びっくりでした。今日は、お友達が水墨画の展覧会に出展されているそうで案内状をお持ちになっていました。ちょっと坂を降りたところで、なんとその水墨画展、海側ではなく、王子動物園の向いの旧県立美術館の方で開催されていることが判明!!もともと、私は海側の美術館に行くつもりでしたが、せっかくだし水墨画を見てみようと一緒に上り坂をUターン。でも、おばあさま全然お元気です。すごい。
道中、色々と楽しくお話しました。凄く年が離れているのに、それを感じさせない洗練された素敵な方でした。ご趣味は革細工で、すてきなカバンやお財布、ブローチを見せていただきました。
そして、旧県立美術館、原田の森ギャラリーに到着。
兵庫県水墨画協会公募展という展覧会で、県内からたくさんに力作が集められていました。水墨画というと巻き軸に山深い風景など思い浮かべますが、それだけではなく、花、木々、動物、建物、景色、船、人物など、墨の濃淡だけで表現されているものもあれば、色がつけられていたり金粉がまかれていたりと
鮮やかな作品もたくさんありました。最近は西洋美術を見にいくことが続いていたけれど、水墨画もこれから注目していきたいなと思いました。
おばあさまとは三宮で革細工の材料を買いに行くそうで、一緒に見終わった後お別れしました。ちょっとしたきっかけでこうして楽しい午後を過ごすことができ、おばあさまにとても感謝です。ありがとうございました。