野口さん帰還

ディスカバリーが今日日本時間午後9時12分、帰還しました。
昨日の予定が今日、着陸場所もケネディ宇宙センターではなくカルフォルニアエドワーズ空軍基地に変わり、最後まで心配でしたが、本当に無事に戻ってよかったと胸をなでおろしました。
今までもう何度かスペースシャトルの打ち上げはテレビで見てきましたが、前回の事故が目に焼きついており、今回の打ち上げまでの安全性の問題の解消も完全に行われないままの発射であったので、とても気になっていました。私だけでなく、同じ気持ちでいた方はたくさんいらっしゃると思います。
先日、「情熱大陸」で野口さんが取り上げられていて、野口さんの宇宙飛行士になるまでの努力、大切な家族、宇宙に向けての抱負を語られていました。賢いだけでなく、人間的にもバランスの取れた方なのだなと思いました。そして、野口さんのモットー「Don't worry. Be happy.」にとても励まされました。つまらないことで一々くよくよしてたらあかんね。
このような野口さんも含め一人一人のかけがえのない人生が乗るスペースシャトルが、完全に安全ではない、安全基準をさげてまで発射するなんて本当にNASAは強引だと思いました。研究や色々な準備で私には到底想像もつかないようなお金と労力が消費されているのであろうけれど、まず人の命でしょう!
企業の安全基準の甘さは、JR西日本や数々の飛行機のトラブル、アスベストなど今年たくさんのことが取りざたされています。大切な肉親を失うつらさは誰も同じなのに、どうして・・・と悲しくなりました。

8月9日、長崎原爆投下日。
たくさんの方が亡くなられたその日。
命について、改めて考えました。